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インフルエンザウイルス感染症

インフルエンザとは?

インフルエンザとは、一般的にはインフルエンザウイルスに感染することで発症する感染症です。例年では12月から3月にかけて流行し発熱、咳、倦怠感などの症状が現れます。

インフルエンザの原因は?

インフルエンザの原因は、インフルエンザウイルスです。インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型、D型に分類され大きな流行となるのはA型とB型です。飛沫感染や接触感染によって人から人へ感染します。

インフルエンザの症状は?

インフルエンザの症状は、以下のとおりです。

  • 発熱
  • 倦怠感
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 関節痛
  • 鼻水
  • 咽頭痛
  • 下痢

インフルエンザの症状は、突然発症し、数日間続きます。重症化すると、肺炎や脳症などの合併症を引き起こすこともあります。

インフルエンザの診断は?

インフルエンザの診断は、問診や身体診察に加えて、検査などを実施して行います。検査には、以下のようなものがあります。

  • インフルエンザウイルス抗原検査

インフルエンザの治療は?

インフルエンザの治療は、下記の抗インフルエンザウイルス薬と対症療法になります。

  • オセルタミビルリン酸塩(タミフル)
  • ザナミビル水和物(リレンザ)
  • ペラミビル水和物(ラピアクタ)
  • ラニナミビルオクタン酸エステル水和物(イナビル)
  • アマンタジン塩酸塩(シンメトレル)
  • バロキサビル(ゾフルーザ)

インフルエンザの予防は?

インフルエンザの予防には、以下になります。

  • インフルエンザワクチンの接種
  • 加湿
  • 手洗い・うがい
  • マスクをする
  • 換気をする
  • 予防投与

加湿器などを使って適切な湿度は(50~60%)を保つこと、体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけることも重要です。
予防投与はインフルエンザに感染した患者様と接触した場合に抗インフルエンザウイルス薬を予防的に投与を行うことです。予防投与によりインフルエンザの発症(症状がでること)を予防しまた発症しても重症化を予防します。

インフルエンザワクチンとは?

インフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスの感染、発症を予防し、また発症した場合でも重症化や死亡を予防する有効な方法です。インフルエンザワクチンは、毎年、流行するインフルエンザウイルスの種類に合わせて、成分が変更されます。
インフルエンザワクチンは、接種後2週間程度で効果が現れます。インフルエンザの流行が始まる前に、早めに接種しておきましょう。

当院のインフルエンザの診察・治療

当院では、発熱や風邪症状のある患者様には発熱外来での診察となります。通常外来とは別の診察室、待合場所を使用して頂き診療を行っています。治療では抗インフルエンザウイルス薬は内服薬と吸入薬があり、患者さまにあわせて処方しています。
また当院では予防投与も行っています。インフルエンザに感染した患者様と同居されている御家族、あるいは同じ施設に入居されている方、施設の職員様等へのタミフル、リレンザ、イナビル、ゾフルーザの抗ウイルス薬での予防投与も行っております。なお予防投与は自費診療となります。

受診、予防投与を希望される方は受付でその旨をお伝え下さい。よろしくお願い致します。

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